iPad Proを使う練習ブログ

オシャレにブログを書きたくてiPad Proを買ったものの、たくさん文章を書くことに慣れておらず中々踏ん切りがつかないので気軽に書ける練習用ブログを作った。作りました。

013.慣用句と四字熟語

唐突に思ったのですが、私は四字熟語が嫌いです。

四字熟語と言うのは、まず熟語自体を暗記し、更にその意味を暗記していないと意味が伝わりません。

 

不撓不屈(フトウフクツ)と言う言葉の意味は、【強い意志を持って、どんな苦労や困難にも挫けないさま。】ですが、

不撓(フトウ)はたわむことがない、不屈(フクツ)は折れることがない。と言う意味です。

「曲がらず折れず」と言う言葉を四文字に圧縮したものが「不撓不屈」になります。

折れず曲がらずの方が気持ちいい響きですよね。それはさておき、

 

「不撓不屈の精神で、頑張ってくれ!」

「どんなことがあっても折れず、曲がらず、頑張ってくれ!」

 

この二文の意味は全く同じですが、伝わりやすさと言う点では大きな差が出てくることになりますね。

四字熟語と言うやつは漢文の世界ではなるほど効率的だ。となりますが、現代においては暗号文に近い存在です。

 

いっぽう慣用句のほとんどは、日常的に理解が及ぶ言葉の組み合わせて作られています。

人間万事塞翁が馬」は意味不明で使う人間の人格を疑うレベルのクソですが、何事にも例外はありますのでご容赦ください。

「禍福は糾(アザナ)える縄の如し」と言った方がまだ伝わりますね。「糾える」が読めず意味がわからない点が問題ですが。

「沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり」が一番丁寧で誰にでも伝わる「人間万事塞翁が馬」的な言葉だと思います。

話の流れて幸不幸の話をしていて、「沈む・浮かぶ」とくれば「瀬」が何か分からなくても、幸不幸は紙一重的な感じだねと伝わります。

 

このように慣用句は一つの句に慣用句として成立している類語が複数存在することが多く、

悪し様に言ってしまえばふわふわした適当な言葉です。

だからこそなんとなく理解できることが多く、現代においても有効に使える語群であると考えています。

 

 

許しますよ。中学レベル、常識レベルの四字熟語を使って会話することは。

ただ、小難しい四字熟語をわざわざ勉強して文章に表したり、ましてや会話で使うような人はロクでもないと思います。

日記で書くようならまだ許されますが、何かを喧伝するような媒体で使うことは逆に知性の貧困を感じます。

わざわざその語を習熟した者同士が「ふふっ」となるような語群ですから、それを会話で使うと言うのはどう言う意味があるかと言うと、

単純に相手の程度を露骨に推し量っているのと同じなわけであります。あわよくば格付けをしようとしているわけです。無礼ですよね。

そんな意思はなく覚えた言葉が勝手に口から出てしまうのであれば、その無駄な知識で人を混乱させる迷惑者だと自覚していただきたいです。

 

私は四字熟語を使う人が嫌いです。自分のお勉強度合いでマウンティングしてくるゴミクズだと思います。

いや別に誰にそうされたと言うわけではないのですが、唐突に、ああ、四字熟語好きなやつってクソだな。と思いました。

私は別に好きでも嫌いでもなく、面白い語があれば覚えようかなと思う程度の向学心はありますが、

こうして文章表現をする中で積極的に使おうとは思いません。使うことのメリットが自慰レベルでしか存在しないからです。

それを分かっているので、四字熟語を使って文章や会話を作り上げる人を軽蔑しております。

ちなみに私が四字熟語を使うのは「使うことで一文を読み上げたとき音の響きが気にいる」か「改行せず文章をまとめられる」時です。

 

慣用句はちょっと考えればわかるような言葉遊びの面が強いので、遊び心がある人だと思います。

慣用句に優しすぎる気がしますが、私の薄い辞典には小難しい慣用句が一切載っていないからだと思います。

慣用句について詳しくなったらこの記事は変化し「四字熟語と慣用句を会話で使う奴は死ね」くらいになるかもしれません。

 

ただそれだけの話なのですが、できれば残しておきたい気持ちだと感じたので記録させていただきました。

 

以上。